山の食糧計画について
山では様々な制約条件があり食糧計画で悩んている登山愛好者も多いと思います。 ここでは山行用食糧計画を作成するにあたり食材の目安と、およその栄養価を示しています。 全般的には以下のようなことが言えます。 | |
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(1) 栄養 | 短期間の山行の場合、偏りなく十分な量をとれば特に栄養を気にする必要は無く、 長期間の山行では不足しかちなビタミンやミネラルを総合ビタミン剤で補給することも考える。 |
(2) 水 | 山で調理に使用できる水の量は場所や季節により異なるため、それを考慮した計画とする。 水場のないテント泊のときに多くの水を必要とする献立は避ける。 |
(3) 保存 | 肉など腐敗しやすいものは味噌づけ、醤油づけにするとか、または油・塩・コショウ炒めるなど 調理してから冷凍して、保冷袋に入れて持っていく。 生で持っていくときは発砲スチロール箱に保冷剤と一緒に入れておく(4時間くらいが限度か)。 数日以上の長期間の場合は、缶詰、レトルト、乾燥物など長期間保存可能なもので代用する。 |
(4) パッキング | 土の付いた野菜類は良く洗って乾かして持っていく。葉物は紙袋や新聞紙で包んでおく。 インスタント食品やジフィーズなどの外袋や箱から出して持っていく。 調味料はこぼれても大丈夫なようポリ袋に入れておく。 |
(5) 行動食 | 行動中の食糧として各自で用意することが多い。手を加えずにそのまま食べられるものが良い。 冬は凍ることも考慮する。 |
(6) 予備食、非常食 | 予備食は予備日の充当分として用意する。非常食は非常時用としてコンパクトで食べやすく、 好みに合うものを各自で用意する。 |